河合楽器製作所は15日午前、2007年4月から3カ年の「第二次中期経営計画」を発表した。事業ごとに自立した組織構築を図る経営構造改革や、楽器、教育関連、素材加工の主力3分野への経営資源投入などの基本方針を示し、10年3月期の連結業績目標は売上高740億円、営業利益40億円、経常利益37億円、純利益30億円としている。
浜松市内で会見した河合弘隆社長は「創立80周年を機会とし、新生カワイのスタートとする」と表明し、楽器事業では高級グランドピアノ増産の一方、普及価格帯製品の競争力向上など二極分化需要への対応や、電子ピアノ事業の強化などの具体策を示した。
同社はこれまで、経営改善計画、新中期経営計画(05年3月期―07年3月期)に沿って、約270人の希望退職者や運動部の休部、ゴルフ場譲渡などを行い本業の楽器、鍵盤事業に重点を置く再建を図ってきた。
07年3月期の連結純利益は新中期経営計画の目標値を上回る20億7000万円を見込み、6年ぶりの復配を予定する。